お宮参りの初着と七五三の着物は一緒でいいって本当?徹底解説

お宮参りの初着を七五三に着られるって知っていましたか?

実は初着に安い着物を購入し、呉服屋の立派なのじゃないけど、
それでも七五三に着せれるなら着せてみたい!って言う人もいると思います。

お宮参りの着物と七五三の着物の違い、
どうやったら着せられるのか、何歳まで着せられるか?
などについて、調べて見ましたので、参考にしてみてくださいね。

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お宮参りの着物は七五三の着物と一緒なの?

お宮参りの着物は七五三で使う着物と同じでしょうか?

まず、お宮参りの着物は、掛着として、赤ちゃんを覆うように使います。
それに対して七五三の着物は直接子供が袖を通して本当に着られる着物です。
サイズはお直しで対応できそうですし、柄も問題なさそう。
サイズさえ直せば同じみたいだし大丈夫かな?と思われるかもしれませんね。

実際には2つの着物はまったく同じではありません
まず、初着の袖は袖丈いっぱいに袖口が開いている大名袖であるのに対して、七五三の着物は袖口が適度に開いているが、下は縫い閉じてある状態です。
また、赤ちゃんを包んだ時に結びやすい位置(結構高め)に紐がついています。
そしてどこにも上げの縫い目はありません

でも、七五三で着るときは、袖は開きすぎていたものを途中まで縫い付ければ良いのだし、
紐も取り外したり、腰の位置につけ直せば良いので、その細かい部分を除けば、着物自体は同じで問題ないのです。

ここで、お宮参りの着物を七五三用に仕立て直す点を整理すると、

・袖口を途中まで縫い付けて、たもとの形を丸く整える
・紐を取り外すか、腰あたりに付け変える
・肩上げ(袖の長さを合わすために肩のところで縫い上げること)をする
・腰上げ(裾の位置を合わせるために腰付近で縫い上げること)をする
・襦袢に付け袖がついていれば外しておく

これらの点を直せば、お宮参りの掛着は七五三の着物として使うことができます

また、上の子が七五三で使った着物を、下の子のお宮参りに使えるか、というのも、
これを逆手順に仕立て直せば対応できる
のです。

お直しはお裁縫が得意な人なら自分でできる程度のことですが、
時間も自信もない、という人はプロに頼むことも可能です。
仕立て直し費用は1万円~2万円ぐらいを見ておくといいでしょう。

今でこそ安い着物やレンタルのシステム、中古品などもあり、
誰でも簡単に着物に触れることができますが、昔の晴れ着は高価なもの。
こんな風にリメイクして使いまわしたり、また家庭の財産として次の世代に残していったりしてたんです。

このように物を大切に受け継いでいく風習を受け継いでいくのも素敵なことですね。

自分が子供の時に使った着物があれば、それを仕立て直して自分の子供に着せるのも楽しいですよ。

七五三の着物とお宮参りの初着の違い

ただし、プロでも何でもどうしてもお直ししきれない、
どうしても七五三用として使えない、という場合もあります。
それは、サイズの問題でもあるんですが、
「初着が一つ身である場合には、7歳では着られない」のです。

幼児用の着物には、『一つ身』、『三つ身』、『四つ身』があります。
これらは裁ち方による着物の総称です。

一つ身

『一つ身』は、後身頃を並幅一幅で仕立てるので、背中の中央に縫い目がありません
小裁ちとも言います。1反(12m位)で2枚作ることができますが、それだけ幅が狭くなるので初着から2歳ぐらいまでの子供用とされています。

初着で一般に市販されているものはこの『一つ身』が多く、3歳の七五三には仕立て直して着せることができても、それ以降体が大きくなると使えないので、大きな子は5歳でも使えず、7歳になるととても着物にはできません。

初着を新調する場合で、長く使いたいと思うなら、『一つ身』はやめたほうが良いです。

三つ身

子供用身丈の3倍の布で身頃を作るので、この名前がついています。
一つ身と同様に、1反あれば2枚できますが、背縫いはあリます
2歳~4歳ぐらいの子供にちょうどよく、3歳の晴れ着に新調する場合は『三つ身』が多いです。

四つ身

身丈の4倍の布地で身頃を裁つことからこう言われます。
3歳から9歳ぐらいまでの子供の着物の仕立て方で、
7歳の七五三に新調する場合は『四つ身』が多い
です。

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初着を新しくあつらえてもらうなら、この『四つ身』でお願いすると、7歳まで着ることができます。
でも四つ身の初着は一般的ではないので、市販品ではなかなか見つけられないかと思います。

このように、七五三の着物とお宮参りの着物は裁ち方によっても違いがあるので、後々どのぐらい使うかによって注意してみてもいいかもしれません。

七五三の着物とお宮参りの初着には、以下の違いがあります

・一般に7歳の七五三の着物は『四つ身』、3歳の着物は『三つ身』もしくは『一つ身』に対して、初着は『一つ身』
・七五三の着物は袖の下は縫いとめてあるが、初着の袖は全部開いた大名袖
・七五三の着物の紐は腰の位置にあるが、初着の紐は高い位置にある付け紐
・七五三の着物は上げがしてあるが、初着は何もしていない

お宮参りの着物は何歳まで着られるの?

では、結局のところ、お宮参りの着物は何歳まで使えるのでしょう?

三歳の七五三では?

三歳の体格なら、仕立直しで問題なく使うことができます
三歳は「髪置きの儀」で、それまで髪をそっていたのを伸ばし始める時期であることから、これまでの成長をお祝いします。主に女の子のお祝いとされていますが、男女とも髪を伸ばし始める時期は同じであることから、男の子のお祝いをしても構いません。
三歳の着物は帯の必要はなく、着物に被布コートを着せます。男の子も同じでも良いです。

五歳の七五三では?

5歳は「袴着(はかまぎ)の儀」とされています。
男の子がはじめて袴をつけるようになるのをお祝いする行事です。
なので主に男の子のお祝いとされていますが、最近では女の子もお祝いすることもあるようです。

お宮参りに使った着物は5歳時にも体型が合えば使えます。

特に男の子は下に袴を着せるため、裾が短くても隠れてしまうので、使える可能性は高いです。
使えないのは、身幅が足りない時です。

男の子でも女の子でも、子供の着物の肩上げはするのが決まりとされています。
この先も大きくなることを願ってするのが肩上げなのです。
子供の段階で肩上げがなかったら、もう成長しない(死)を意味するらしいのです。
なので、身幅が足りなくても1ミリでも肩上げをする方が良いとされています。

以上から、男の子は肩上げができるようであれば、5歳でも初着を使用可能です。

女の子の場合はどうでしょう?

5歳でお祝いをする女の子は多くはないかもしれませんが、着物を着たいという子は多いでしょうね。

ただし、男の子と違って女の子は学校関係でしか袴をはかないので、七五三で袴というのはおかしいです。
ですから、裾が短すぎればお宮参りの着物は着られないことになります。

衣装は3歳の時と同じ被布コートをつければ、腰あげしていないのも隠せますが、
帯を付ける場合には少しぐらいおはしょり、または腰上をしないと格好が悪くなります

つまり、一つ身や三つ身では、小さすぎるのですが、
もしお宮参りの着物が四つ身であれば、問題なく着られるでしょう。

七歳の七五三では?

七歳の七五三は、女の子が「帯解(おびとき)の儀」をお祝いするためのものです。
つまり、はじめて幅の広い大人の帯を付け始めるお祝いの行事です。

ですので、きれいに帯をしめた、きちんとした着物姿で祝ってあげたいものです。
この時、肩上げや腰上げなど十分にできていないとちょっと残念ですよね。

やはり一般には、お宮参りの着物は一つ身や三つ身で小さすぎるので、七歳には使えないと言われています

でも、初着を誂える時に、7歳で使いたい旨を伝え、四つ身でお願いすれば着られるということですので、これから新調される場合、考慮してもよいのではないでしょうか?

以上のことから、お宮参りの着物は、一般的には一つ身なので、3歳の七五三まで着られ、もし、三つ身なら5歳頃まで、四つ身なら七五三を終えるまで着られる、ということです。

まとめ

お宮参りの着物は七五三の三歳の着物として十分に着られる、ということがわかりましたよね。

ただ、お宮参りの着物と七五三の着物とはほぼ一緒だけど、若干違いがあり、
3歳では余裕で着られるけど、5歳、7歳で着ることは一般には難しい
ということでした。

3歳の七五三で着られるので、手持ちの初着、もしくは誰かのお宮参りの着物があれば
新しく購入することもレンタルすることもないと思います。ぜひ有効利用したいものですね。

また、お宮参りの着物の購入を考えておられるなら、七五三まで使える物を選ぶと後で助かります。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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